神戸ルミナリエ2019

2019年12月23日

神戸ルミナリエは、2019年12月6日(金)から12月15日(日)まで開催されます。1995年12月から開催されて今年で25回目となります。神戸の冬の風物詩となっています。

阪神淡路大震災の犠牲者への鎮魂と追悼、都市の復興と再生への夢と希望を託してスタートしました。震災の記憶を後世に語り継ぐ行事として神戸の希望を象徴するイルミネーションとなっています。

今回のテーマは「希望の光に導かれて、25年」となります。開催場所は、旧外国人居留地および東遊園地です。約270メートルの光の回廊作品、約50メートルの光の壁掛け作品、巨大ドーム作品などが登場します。

開催時間は、月曜日から木曜日まで18時頃から21時30分まで、金曜日が18時頃から22時まで、土曜日が17時から22時まで、日曜日が17時頃から21時30分までとなります。

神戸ルミナリエ

神戸ルミナリエ2019の詳細・基本情報

開催期間 2019年12月6日(金)~12月15日(日)
開催時間 18:00~21:30(月曜日~木曜日)、18:00~22:00(金曜日)、17:00~22:00(土曜日)、17:00~21:30(日曜日)
開催場所 旧外国人居留地、東遊園地
開催住所 〒650-0001 兵庫県神戸市中央区加納町6-4(東遊園地)
スタート地点 仲町通りと浪花町筋の交差点
ゴール地点 東遊園地
最寄り駅 元町駅
アクセス 元町駅から徒歩で約30分~1時間

神戸ルミナリエ2019の内容

神戸ルミナリエは、1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災の記憶を次の世代に語り継ぐために、神戸の街と市民の夢と希望を象徴する行事として開催されています。

1995年12月に犠牲者への慰霊と鎮魂の「送り火」として、新しい年を迎える神戸の復興と再生への夢と希望の象徴として「神戸ルミナリエ」がスタートしました。

イタリアからやってきた荘厳な光の芸術は、神戸の街と市民に大きな感動と勇気、希望を与えました。以来、多方面から支援と神戸市民の理解と協力で毎年継続されています。

第24回となる2018年は約343万人の来場者が訪れました。第25回となる今年も、神戸ルミナリエ組織委員会・実行委員会合同会議が主催で開催されます。

今年の神戸ルミナリエの作品に使用される電球は、約50万個となります。内訳は、LED電球が約42.4万個、白熱電球が約2.2万個、マイクロ電球(約5.2万個)となります。

なお、主催は神戸ルミナリエ組織委員会となります。兵庫県、神戸市、神戸商工会議所、(公社)ひょうご観光本部、(一財)神戸観光局で運営されています。

仲町通りの作品

仲町通りの作品は、長さ約270メートルの回廊となります。スタート地点は、旧外国人居留地の仲町通りと浪花町筋の交差点となります。回廊の玄関となる作品「フロントーネ」は高さ約22メートルの巨大な3連の門状となります。

光の壁掛け作品「スパッリエーラ」は、京町筋交差点までの約50メートルに配置されます。東遊園地まで明るく鮮やかな回廊作品「ガレリア」が続きます。

第25回の特別演出では、伊藤町筋以降のブロックを「メモリアルゾーン」として、第1回 神戸ルミナリエに使用された白熱電球の壁状の作品が展示されます。

東遊園地の作品

東遊園地の作品は、毎年設置されている光の聖堂(カッサアルモニカ)を大きく包み込むような高さ約21メートルの巨大なドーム状の作品が設置されます。

四方に配置した光の尖塔が光の壁掛けでドームと連結して宮殿のような空間が創造されます。

慰霊と復興のゾーンでは、今回初めて「1.17 希望の灯り」が高さ約4メートルのアーチで装飾されまあす。

花時計広場の作品

花時計広場の作品は、藤棚に沿うように点滅する光の壁掛け「スパッリエーラ」が展示されます。東遊園地南側広場にあります。音楽に合わせて光が躍動するように点滅が繰り返されます、

来場者を会場へ誘導するような小作品やフォトスポット作品が設置されます。

ルミナリエの起源

ルミナリエとは、ヨーロッパで16世紀後半のルネッサンス期となるバロック時代に、盛んに用いられた祭礼や装飾芸術として光の魅力を活かした建築物が起源とされます。

その後、イタリア南部で電気照明を使用した幻想的な光の彫刻に変化を遂げて、現在の形態になりました。
様々なデザイン様式の木製アーチの構造体に色とりどりの電球で彩色が施されます。設置デザインによって三次元的な芸術空間を創造します。

アーチ型構造体を道路上に設置した「ガレリア」と呼ばれる遠近感のある回廊、「スパリエーラ」と呼ばれる光の壁掛けなどで構成されます。

神戸ルミナリエ2019の会場

神戸ルミナリエ2019の会場は、旧外国人居留地にある三井住友銀行 神戸営業部のビル前の通りを正面に、東遊園地までの約270メートルの区間と、東遊園地の広場一体となります。

旧外国人居留地

会場周辺は、旧外国人居留地の建物が立ち並んでいます。東洋の居留地で最も優れた設計がされていると称されています。近代洋風の建築物と歴史的な景観から、港町「神戸」の美しい街並みを形成しています。

通りには街路樹や街灯が設置されています。神戸市立博物館と大丸神戸店の周辺には復元されたガス灯が設置されています。建築物の多くは古典主義の建築様式となっています。

特に旧居留地15番館は典型とされています。2階立てでベランダが配置されています。

その後、ゴシック・リヴァイヴァル建築の様式も導入されました。煉瓦がむき出したデザインの建物です。神戸倶楽部、香港上海銀行、チャータード銀行、ドイツ総領事館などの建築物があります。

東遊園地

東遊園地は、神戸市が管理する都市公園です。神戸市役所の南で、県道30号新神戸停車場線(通称フラワーロード)の西に位置しています。面積2.7ヘクタールとなります。

1868年に外国人居留遊園という名称で、外国人専用公園として開園しました。園内グラウンドで外国人が野球、ラグビー、サッカー、ボウリングなどのスポーツを行いました。日本にスポーツが広まるきっかけとなりました。

日本初の西洋式運動公園です。園内には、ボウリング発祥の地の碑、近代洋服発祥地の碑などの記念碑があります。1973年に開園100周年の再整備を経た歴史的な公園です。神戸のシンボルの一つとなります。

1890年に、神戸倶楽部(アレクサンダー・ネルソン・ハンセル設計)が建設されました。外国人の社交場となりました。2011年に国の登録記念物(名勝地)に登録されました。

阪神淡路大震災の慰霊と復興のモニュメントとして「1.17希望の灯り」があります。

毎年1月17日に開催される阪神淡路大震災の追悼行事では、メイン会場となっています。毎年12月に開催される光の祭典「神戸ルミナリエ」ではm東遊園地グラウンドがゴール会場となっています。

神戸ルミナリエ2019のアクセス方法・行き方

神戸ルミナリエ2019のアクセス方法・行き方は、新幹線や飛行機、電車やバスを利用して最寄り駅となるJRもしくは阪神の元町駅を目指します。元町駅から会場入口までは徒歩での移動となります。

元町駅から会場までのルートは順路が指定されています。一方通行となります。横道からの進入はできません。

なお、自動車の利用は、会場周辺が交通規制のために乗り入れできません。駐車禁止区域となります。交通規制の影響で周辺道路が渋滞するために自動車の利用はおすすめできません。

最寄り駅は元町駅

JR元町駅もしくは阪神元町駅までは、JR電車を利用する方法、阪急電車を利用する方法、阪神電車を利用する方法、新幹線を利用する方法、飛行機を利用する方法、市バスを利用する方法があります。

JR電車の場合

JR電車を利用する場合は、JR元町駅で降車します。JR元町駅は、普通電車と快速電車が停車します。新快速電車が通過します。新快速電車を利用する場合は、JR神戸三宮駅で普通電車もしくは快速電車に乗り換えるとなります。

また、JR神戸三宮駅からJR元町駅まで約750メートルの距離となります。徒歩で約10分ほどですので、体力に自信のある方は徒歩での移動も可能となります。

阪急電車を利用の場合

阪急電車を利用する場合は、阪急 神戸三宮駅で降車します。阪急 神戸三宮駅は、特急、快速急行、急行、普通が停車します。阪急 神戸三宮駅からは、JR神戸三宮駅もしくは阪神 神戸三宮駅で乗り換えることになります。

また、阪急 神戸三宮駅からJR元町駅まで約750メートルの距離となります。徒歩で約10分ほどですので、体力に自信のある方は徒歩での移動も可能となります。

阪神電車を利用する場合

阪神電車を利用する場合は、阪神元町駅で降車します。阪神元町駅は、直通特急、阪神特急、普通が停車します。

飛行機を利用する場合

飛行機を利用する場合は、神戸空港で降ります。神戸空港から神戸三宮駅までポートライナーを利用します。神戸三宮駅から元町駅まで、JR電車もしくは阪神電車を利用します。

新幹線を利用する場合

新幹線を利用する場合は、新神戸駅で降車します。新神戸駅から神戸三宮駅まで地下鉄を利用します。神戸三宮駅から元町駅まで、JR電車もしくは阪神電車を利用します。

市バスを利用する場合

市バスを利用する場合は、神戸ルミナリエ開催期間は、交通規制により路線が変更されています。三宮駅前から「7系統」に乗車して元町駅前で降車することになります。

なお、7系統「三宮駅前」のバス停は、三宮駅から神戸阪急の歩道橋を渡ります。神戸阪急の手前を左折して階段を下りた先にあります。

徒歩で会場まで

元町駅から神戸ルミナリエ2019の会場まで、徒歩での移動となります。順路が指定されています。一方通行となります。横道からの進入はできません。所要時間は約30分となります。

元町駅から神戸元町東急REIホテルまで直進します。Uターンして三宮中央通りを進みます。大和証券神戸支店の手前の信号を右折します。Bshop 神戸本店前の信号を右折します。四国街道 花時計通りを進みます。

三菱UFJ神戸支店を通過して左折します。次の信号を左折します。仲町通りを進みます。三井住友銀行 神戸営業部のビル前を通過すると神戸ルミナリエ2019の会場入口に到着します。

なお、各交差点で、警備員が交通整理を行っています。警備員の誘導に従うとスムーズに会場入口まで着きます。また、横入りできないように柵が設置されています。

なお、トイレは公園の東遊園地までありません。到着までは1時間以上を要する場合があります。事前に元町駅もしくは神戸三宮駅で済ませておくことをおすすめします。

注意事項

・警察官、ガードマンの指示に従うようにしてください。
・ペット連れの来場はカゴなどに収容する場合を除いて禁止となっています。
・会場ではドローンやラジコンなど無人飛行物の飛行を禁止となっています。
・会場では歩きスマホは禁止となっています。